| ティダマンデの徳之島 | 
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      | 美しいオレンジ色の「ハイ」 | 
    
    
      
      
        
          
| 平成21年10月28日(水) | 
           
          
| 徳之島に生息する美しいコブラ 「ハイ」 強烈な中枢神経毒 | 
           
          
ヘビの毒は古い昔から知られており、クレオパトラがエジプトコブラに豊かな胸を咬ませて自殺したことはあまりにも有名である。 
            徳之島で見られるハイはコブラ科のヘビで、背面はオレンジ色、腹面は黄白色の小型の美しいヘビである。奄美大島のヒャンとは同一種とされる。体色は完全に違っているが、体形はほとんど同じである。毒成分はハブ毒と異なり、中枢神経に作用する猛毒をもっている。しかし地元の人はこのヘビを恐れて触らないため被害報告はない。口が小さく、毒牙が奥の方にあるのも被害が出ない一因とされる。 
            捕らえられると円錐状に尖った尾端を敵に押し付けて威嚇をするような動作をする。現在でも地元の人たちは尾に猛毒針を持っていると信じており、咬まれる事よりも毒針に刺されることを非常に恐れている。しかし、この円錐状の尾端には毒針などはなく、単なる鱗が変化したものである。 
             
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      【ハイ:徳之島と沖縄諸島に分布・準絶滅危惧種】 
      (方言:サール、シャール) 
      小型のヘビで、頭胴長は315~530mm。  
      大鱗は非常に滑らかで胴部全体で13列に並ぶ。徳之島の個体群における腹板数は雄1 91~199枚、雌200~212枚、尾下板数雄27~30対、雌27~31対で、このうち腹板 数は沖縄諸島の同亜種個体群より少ない傾向を示す。 
      常緑広葉樹林や石灰岩の石垣などに生息。小型の爬虫類を食べる。 
       
       
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      | 黄白色の背面 | 
    
    
      参考文献:東洋のガラパゴス 鮫島正道 
             鹿児島県レッドデーターブック 鹿児島県 
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