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「オキナワマツバボタン」(アマミマツバボタン)=天城町与名間で撮影
平成25年7月19日(金)
奄美諸島のオキナワマツバボタン
「アマミマツバボタン」へ名称変更!?
絶滅危惧種
 琉球列島の維管束植物の分類などを行っている横田昌嗣 琉球大学理学部海洋自然科学科教授によって奄美諸島の「オキナワマツバボタン」が、沖縄諸島のものと少し違うことが判明。 この度、「アマミマツバボタン」という名前を付けて、オキナワマツバボタンの変種にする論文を発表した。
下図、A-Cは奄美大島産、D-Hは沖縄諸島産。 オキナワマツバボタンは茎や葉が赤味を帯び、花がオレンジ色がかり、花弁が細くて、雄しべの数が20個以上有るのに対し、アマミマツバボタンは茎や葉が赤味を帯びず、花は黄色で、花弁は幅広くて、しばしば先端が凹み、雄しべの数は20個以下で有る点で違っている。遺伝子の上でもやや違いが見られ、オキナワマツバボタン(アマミマツバボタンを含む)は、ケツメクサ(ヒメマツバボタン)の亜種にする意見があったが、遺伝子で調べると、オキナワマツバボタンとケツメクサは全く違う種で有ることが判り、独立種で有ることが判明した。



【奄美産と沖縄諸島産の比較】
  A~Cは奄美産、D~Hは沖縄諸島産 (横田教授の論文より転用)

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